2011年10月19日

【遺産型旅館1.0】 @1泊2食で成り立つ旅館商売



コンセプト創造研究所の目指す

次世代型スタンダード旅館

旅館2.0

の説明をする前に

既存の旅館について

語っておかなければいけないので

これから約10回にてお知らせします。


さて、

『旅館』とは何でしょうか?

『旅』の休憩地として古来より

『場(館)』を提供してきました。


江戸時代には宿場町には

旅籠木賃宿などがあり、

現代のお宿の原型となっている。

一番簡素なものは

『雨風をしのぐ』ことが目的

といったようなぼろやに雑魚寝し

もちろん布団も無しというものであった。


そこに

疲れを取る『部屋(個室)』がつき

道中の汗を流す『風呂』がつき

旅人の空腹を満たす『料理』がつき

気分を良くする『サービス(もてなし)』

がつきました。


これで現代の『旅館』

構成要素が概ね揃いました。


『部屋』、『風呂』、『料理』、『サービス』

という4種の神器

現代の『旅館』は競い合っています。


例えばこんな感じでしょうか。

『部屋』

・露天風呂付き
・眺望良し
・広々16畳で和風の設え

『風呂』

・古代木を使った浴槽
・お肌つるつる
・万病に効く

『料理』

・地産地消
・A5ランクの和牛ステーキ
・数十種類のバイキング

『サービス』

・仲居
・夕食後の太鼓ショー
・口コミ情報の提供


以上の4種の神器を含めた

1泊2食のカタチ

多くの旅館は販売しています。


旅館経営上も1泊2食から

得られる収益を元に

従業員を雇用し、施設を改修し

たりします。

2泊5食やそれ以上の連泊も

1泊2食からの派生です。


この大きな収益源を生み出す

1泊2食は他業界からは魅力的

に感じられます。飲食店や居酒屋など

でも客単価が15000円も取れる

業種は稀です。


でも現実的にはこの1泊2食

旅館業界の疲弊を招いています。


・長時間サービスによる人件費比率の上昇

・個別単価の不可視化による総単価下落

・旅行エージェントによる値引き交渉

・レストラン、宿泊施設への投資額の増加

など


1泊2食にぶら下がることにより

『旅館』収益の根幹が多方面から

揺さぶられています。


1泊2食での販売では

収益性が見込めないほど値下げ

しないと売れないという状況が

あちらこちらで見られます。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

尚、誤解が生じる可能性もあるので

毎回断りを入れるが、私は既存の旅館

を否定はしない。

需要があってこそ供給が成り立つの

であればこれは◎である。

私が申し上げたいのは、このままでは

生き残りが難しくなってくるということである。

着物は江戸時代に比べて着用率は

大幅に減ったが、愛好者は多数いる。

ただ市場の縮小に伴い、その商いは

難しくなっている。同じである。


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posted by bantomoskyline at 19:25 | TrackBack(0) | 【遺産型旅館1.0】
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