2015年06月23日

【旅館プロデュース:考】 宿の事業承継問題


最近、立て続けにこの問題(事業承継)に直面します。

基本は親子問題です。


多くのケースで父親が代表取締役社長をされていて、その子供が代替わりタイミングで

トラブルが発生します。


主なトラブルの原因は、宿の方向性の違いです。

親世代(60代〜70代)は、これまでの路線を継続し次なる勝負タイミングまで

じっと待つ。そんな宿の方向性をとりがちです。

逆に

子供世代(30代〜40代)は、このままでは完全に乗り遅れて数件隣で潰れた宿の

二の舞いになってしまう。新しい宿のカタチを数年かけて作っていこう!

そんな宿の方向性をとりがちです。


どちらかが正解ということは、言い切れないと思います。


動かざること山の如しで、成功していれば、それが正解です。

新しい宿のカタチを打ち出して、成功していれば、それが正解です。

私は、願ったような結果が生まれる事が正解だと思っています。


いづれも同じ結果を求めて試行錯誤して、それぞれの考えを導いているのです。

どちらかが折れればいいのでしょうが、どちらにも正論があってどちらかを

採用することはなく、不満を抱きながら宿経営をしています。


当社が直接関わる前の段階ですと、

子供世代(30代〜40代)が

「  『コンセプト創造研究所』 という

旅館ホテル専門で経営コンサルティングを行っている会社があって、その人に

経営のアドバイザーとして支援してもらおうと思う。  」

と経営者間(家族内)で提案して、考えの違いが明らかになります。


当社との契約後に、その騒動を収めてコンサルティングを進める流れもありますが、

基本的には、騒動が収まるのを待ちます。

なぜなら全員の総意がない場合は、必ず途中段階でコンサルティングがストップ

してしまうケースが多いからです。


そうこうしているうちに、会社業績は悪化していくケースを多々見ます。

せっかく改善着手の機会に立ち会えても、実行に移せないストレスは当事者以上に

感じるところです。


そこで、コンセプト創造研究所では、影武者的に経営コンサルティングを行うプランを

現在検討しています。

『社長であるお父様に会うこと無く、ネット販売や商品化に大きな推進力を付ける。

そんなメニューがあったらいいな。』

と、先日お会いした次期経営者の方にお話頂いたので、プラン化します。



次世代旅館通信.jpg
posted by bantomoskyline at 00:35 | TrackBack(0) | 【旅館プロデュース:考】